So Fishmans!(my fishmans life)


신작 『Magic Hour』로부터 2년 반만에 뉴앨범 『凪(나기-바람이 멎고 파도가 잔잔해짐)』를 발매. 10년이 지나도 변하지 않는 느리고 좋은 노래를 노래한다. 변하지 않기 때문에 더욱 알고 싶은 것이 있다. 어째서 언제까지나 좋은 노래를 만드는 것이 가능한 걸까? 그들의 마음 속 깊이 있는 것을 들어보았다. 『凪』을 들으며 이 인터뷰를 읽으면 키세루가 더욱 좋아질 것이다.

 

傑作『Magic Hour』から2年半ぶりのニュー・アルバム『凪』が発売した。10年経っても変わらずに、ゆるーく良い歌を歌う。変わらないからこそ、知りたいことがある。何故いつまでも、良い歌を作り続けることが出来るのか? 彼らの核にあるものを聴いてみた。『凪』を聴きながら、このインタビューを読み終えたら、もっとキセルが好きになる。


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キセルを初めて見たのは、1999年の京都大学吉田寮で行われた食堂ライブ 、ROCK'N'ROLL HOSPITAL。ガソリンやキングブラザーズにまじって、つじあやのやキセルが、深夜にゆるーくうたい上げた。ロック好きも歌もの好きも入り混じって、食堂ではライブが、外では宴会が何時間にもわたって繰り広げられ、皆どろどろなんだけど幸せそうだった。そこからもう10年以上の付き合いだ。彼らのライブを見たら、いつでも1999年のあの時に戻ることが出来る。

傑作『Magic Hour』から2年半ぶりのニュー・アルバム『』が発売した。10年経っても変わらずに、ゆるーく良い歌を歌う。変わらないからこそ、知りたいことがある。何故いつまでも、良い歌を作り続けることが出来るのか? 彼らの核にあるものを聴いてみた。『』を聴きながら、このインタビューを読み終えたら、もっとキセルが好きになる。

インタビュー&文 : JJ(Limited Express (has gone?))

音楽を作りながら風景を作ってる

——『』というタイトルをつけたのは?

辻村豪文(以下G) : アルバムの作業を終えてからタイトルを付けたんです。一週間ぐらい色々考えてから、しっくりきたのが「凪」だったんです。

——色々って?

G : 出来上がった時に、今までのことを振り返ったり、これからのことを一瞬立ち止まって考えたりする時に聞けるアルバムだなって感じて。聞く人が、自分なりの何かを、落ち着いて考えられる作品だなって思ってつけたんです。

——言葉通りなんですね?

G : エア・ポケットじゃないけど、空にして聞けるっていうかね。

——レコーディング中、キセルは「凪」状態だったんですか?

G : 作り始めた時は、キセルがやろうとしてることや、やって来たことを、再確認したり、自分で掘り下げたりしていると、作れないっていう感じだったんです。けど今回作り終えて、また始められるっていう感じがありました。去年一応結成10周年だったんすけど、「まだ10年しかやってないわ」って振り切れた感じなんですね。

——10年やって、ぶっちゃけどうですか?

G : 早い! 10年もやったっていう感じはないすけど、色々あったし、自分らで変わった部分はあると思いますね。裏返すと、核となる意思みたいのがキセルにはずっとあるのかなぁて。

——それは?

G : キセルでやりたいことは歌ものなんで、歌ものと音が融合する面白さというか、一見スタンダードでオーソドックスなんだけど、なんか変わってるというか、懐かしい感じもするけど、新鮮に聞こえるっていう部分だったりとか。キセルでやってることは、過去の時間であったりとか、未来に繋がる時間とか、時間の流れを… でもそれはあくまで無意識なもので、どっかで動いたり存在したりしているような、それはそれで世界があるような… それを自分なりにひも解く作業をずっとやってるんだと思います。ただ現実があるだけじゃつまらないというか、時間やったり空間みたいものを超えられる楽しさが好きなんですね。

——キセルの歌詞からは、自分が生きているその外側を感じることが出来ます。

G : 生きているのは確かなんですけど、それはそれで逃れようがない。それが全てやとも思うんですけど、どっか見方を変えてみたら、現実とは離しようの無い別の風景が存在している気がするんですよね。でもそういうことって直接的に歌詞に出てくるわけじゃないんですけど、雰囲気で出せるっていうか、キセルは音楽を作りながら風景を作ってる感じがするんです。人それぞれが、風景と共にある感情とか記憶のようなファンタジーを持ってると思ってて、そこに繋がる感じで聞いてもらえたらいいのかなぁって。

——お客さんは何を感じても良いってこと?

G : そうっすね。強要する音楽じゃないですし、コール・アンド・レスポンスするわけでもないんで。

——キセルを聞いて元気を出してほしいとか思いますか?

G : 元気なくなるよりは、元気だしてほしいんですけどねぇ(笑)。逆に元気出しすぎて疲れてるわぁって思うんやったら、癒し系じゃないすけど、良い影響を与えれたら嬉しいすけどね。
辻村友晴(以下T) : 元気づけられたってのは、よく言ってもらえますね。

聞いて感じる時に遊びがあるかどうか…

——キセルのブログにあった「死ぬかもしれないほど大変だった」ってどういうこと?

G : おおげさ過ぎるんすけど、もう歌詞が浮かび上がらなくて(笑)。結構ギリギリまで待ってもらってたんですよね。もともと歌詞を書くのは遅いんですけど、今回は一番ぐらいに遅かった。そういうのもあって「凪」ってつけたのかもしれませんね。

——歌詞を生み出すのが大変な時って?

G : 弟の曲の展開とかだと、盛り上がる時に盛り上がるじゃないっすか? で、雰囲気を作って、サビにどういこうとか、メロディーに日本語が自然に乗るかなって考えていると時間かかるんですよね。

——友晴さんが作曲した「ひみつ」って曲は、素晴らしかったです。この曲も豪文さんは後から歌詞を入れたのですか?

G : 僕もその曲が一番好きで、後から歌詞を入れて、割と中盤のハイライト的な感じだなって思ったっすね。
T : 1年半前に作りました。結構大変だったけど、甲斐あったすね。

——それこそサビがあって盛り上げるところで盛り上がりますよね?

G : 急に高いんですよ。腹立つっていうか。なんでこんな盛り上がってんねんみたいな(笑)。

——キセルが、曲を作る上で大事にしてるところは?

G : メロディーのノリとリズムっていうか、音の気持ち良さっていうのですかね。自分的に意味の通ってる伝えたい部分を出せるかも大事。そして面白がって出来て、聞いて感じる時に遊びがあるかどうか… そこが一番重要な気がしますね。

——前作から、2年半。時間かかったなぁって印象ですか?

G : いや、全然。気がついたら「あいてもうたなぁ」みたいな。アレンジを加えながら曲を変えていったので、テンションはずっと保っていましたね。韓国とかフランスとかでライブをさせてもらって、刺激もありましたしね。

——そういえば、この前、キセルとも交流のあるジェシー・ハリスにインタビューしましたよ。

G : ちゃんと喋ってくれました(笑)? 僕等なんて食いもんとビールの話しかしなかったような。去年ちょうどツアーに来てて、その前座でやったんすよね。彼は、とても良い人なんだけど、つかみどころがないっていうか… (笑)。

——彼から影響とか受けました?

T : やっぱりライブがすげぇ良かった。そしてサポートの人も、凄くいい人でしたね。
G : 一番最初に「ミネラル」を聞いた時に、なんとなく感じるものはありましたね。めっちゃ影響とかはないですけど、多分同い年ぐらいやから、感覚が近いかなぁと。おこがましいですけど(笑)。

——今作も、エマーソン北村さんに全編的に参加してもらったのですか?

G : そうすね。エマさんのラウンジ感は、めっちゃいいんですよ。結構早い段階で一緒にスタジオに入ったりしていたので、コードを整理したりもしてくれました。
T : 僕も凄い好き。僕らが好きなドリーミーな世界観を持っているので、キセルの感じとは少し違っても、やっぱり欲しくなるんです。エマさんの80年代のサウンドとオルガンな感じ、それから80年代のパンク精神がめっちゃ好きなんです。
G : 最初にエマさんを見た時に、「なんか一緒にやりたいなぁ」って思って。箱庭感っていうか、なんか独特のラウンジ感があって。いつもエマさんの持ってるものを、キセルに足してるもらってる感じですかね。

——ドラムは伊藤大地(SAKEROCK/グッドラックヘイワ)君ですね。前見た京都のライヴでは、別のドラムの人が叩いていましたよね?

G : 今回4曲に大地君のドラムが入ってるんです。6曲は、トラックのリズムですかね。大地君には、前のアルバム『magic hour』でもやってもらったんですよ。
T : 「ビューティフルデイ」とかね。
G : 今回のリハーサルでは、大地君と一緒にはほぼ入らなかったのですが、以前グッドラックヘイワのライブにキセルで入ったり、対バンもしてたんで、スッと一緒に演奏するモードになりました。

——「朝顔」かな? 思いっきり大地君のドラムってわかりました。やさしいけど尖ってるっていうか…

G : エンジニアの内田さん(内田直之)との相性も凄い良かったんですよ。内田さんには、ファースト・アルバムの『夢』をやってもらってから、『近未来』と『旅』では半分やってもらって、『magic hour』と今回は全編でやってもらってます。

——内田さんとのレコーディングは、やりやすい?

T : 単純に人柄も音も好きなんす。姿勢とかね。音楽に対してストイックなんですね。違うものは違うっていうし、でもキセルのボヤッとした感じも理解して汲み取ってくれるし、気づいてへんことまで拾って音にしてくれる凄い人なんです。
G : 「近くて遠い」みたいな感じの声って、普通のエンジニアさんに言っても通じないんですけど、内田さんは理解してくれるんです。声の取り方が凄い良くて、嬉しかったですね。昔はちょっとダブっぽいこととかもやってくれたはったんですけど、最近はあんまり無いっす(笑)。

京都の人に「キセル良かった」って言われると

——カクバリズムにレーベルをうつして、心境や環境に変化はありますか?

G : 全然影響してます。変わらへん部分はもちろんあるけど、ガラッと変わったってぐらい、やりやすいですよ。緩い部分とかも含めてね(笑)。
T : すごい守ってくれるんですけど、守り方が音楽的やし、ちゃんと自分達でやらなあかんことはやらなあかんし。音楽だけじゃ無い部分でも上がって行ける感じすかね。チーム的なテンションというか勢いというか、そういうのに気付かされたっていうのは凄いでかいですね。
G : バリさんが本当に好きなやつだけをやってるっていうか。僕たちが入った当時はレーベルの中では異色だった気もするんですけど、バリさんの好みやから全然ブレてないっていうか。ユアソン(YOUR SONG IS GOOD)、SAKEROCK、ニカ(二階堂和美)さんやイルリメ君とかもそうだけど、音楽的には別々でも、ちゃんと通じてる部分があると思うんです。カクバリズムのイベントに出ても楽しいっていうか、京都の吉田寮で最初にキセルがやった時と同じ風通しの良さがあって、居心地が凄い良いんですよ。
T : 自分ら的には、今は本当に居心地がいいですね。拾ってくれたビクターの人には本当に感謝していますけど。

——吉田寮! 京都への思いってまだあるんですか?

G : 育ててもらったっていう思いはありますよ。住んでたのが郊外の宇治なんで、くるりのしげる君みたいに、高校の時から町中に出てやったりとかはしていなかったので、帰っても居場所がないんちゃうかなって思ったりもするんですけどね(笑)。だから磔磔とかでやる時がなんだかんだ一番緊張するし気合いも入るんすよね。京都の人に「キセル良かった」って言われると、やっぱり嬉しいんですよね。

——京都の事を思い出して曲を作ったりはしないのでしょうか?

G : 顔が浮かぶとかはあるんすけど、それは京都に人に限らないかな。「あの人だったらどう思うやろ?」みたいに、好きな人とか、信じられる人とかの顔は浮かぶんですよ。その人達に「しょうもな」みたいな事を言われんような作品にしたいなっていつも思ってるんですけどね。

——これからどういう音楽生活にしたいと思っていますか?

G : たまに、10年後とかも考えたりはするんですけど、全然想像はつかないんです。理想は食えていたいって思っています。カクバリズムに移ってから特にそうなんですけど、一枚アルバムを作ったら、それが一年、二年と糧になって、分かり易く直接的に自分らに跳ね返ってくる。ライブのお客さんが、ちょっとずつ増えていったりとか、そういうちょっとずつの作業を続けてやっていけたら最高だし、気がついたら凄くいい作品が出来てたっていうのが最高やと思う。前、島根でURC関連の友部さんとかが出てたイベントで、キセルが一番若かったんですけど、30年以上バンドをやっている人達がまったくやっつけ感なくフレッシュで、一本一本のライブに緊張感があって凄かった。そんな風になれたらいいなぁって思いますね。
T : 食べていけたらもちろんいいですけど、どんだけフレッシュでいれるかだと思います。いつでも、自分の音でドキドキしたい。で、頭空っぽの方が良いんちゃうかなとか思います。続ける上では、あんまり考えすぎちゃっても駄目かなって。「あぁ、これ駄目だぁ」みたいなことで落ち込むよりも、自分の音でドキドキしたり、いろんな音楽を聞いてドキドキしていられると、ちゃんと続けていけるやろなって思いますね。

——キセルは、ネガティブではないんですか?

T : 結構ネガティブですよ(笑)。
G : あるっすよ。出来ひん時とかもありますしね。でも、自分と向き合わなければならない時ってあるじゃないですか?そこで向き合う時間も大事やし、どう立ち直るか、どこに出口を見つけるかってことも大事。で、今回の『』というの制作中もそういう時間があった気がします。キセルってどういう感じやったっけみたいな。どういう風にするとか、歌詞考える時も、どう上手く書くかっていうのに苦労したりとかしたんですけど、向き合うばっかりじゃなくて、どんどん書いて自分らを押して行かなあかんしって思ったんですよ。

PROFILE

辻村豪文(兄)と辻村友晴(弟)による兄弟ユニット。カセットMTR、リズムボックス、サンプラー、ミュージカル ソウ等を使用しつつ、浮遊感あふれる独自のファンタジックな音楽を展開中。1999年、弟友晴の大学受験失敗の勢いに乗って、辻村家の応接間にて結成。2001年6月にアルバム『夢』にてメジャーデビュー。同年、夏にフジロックフェスティバル、フィールドオブヘブンに初出演。ほぼ一年半のペースで、2ndアルバム『近未来』、3rdアルバム『窓に地球』を発表。2005年4月、村上隆氏によるアートイベント『リトル・ボーイ』に参加。NYで初のライブを行い好評を博す。同、5月4thアルバム『旅』をリリース。各方面からなかなか高い支持を得る。現在、精力的にライブを行いつつ、次作に向けて妄想中。2005年11月25日発売のアニメーションオムニバス作品『VISIONS OF FRANK』に音楽担当として参加。2006年2月、キセル初のライブDVD『すきまミュージック 番外編』発売。2008年1月、カクバリズムより『magic hour』発表。

キセル OFICIAL WEB

キセルツアー2010 “凪”

2010/07/01(木)  福岡 DRUM Be-1
2010/07/02(金)  広島 CLUB QUATTRO
2010/07/03(土)  心斎橋 CLUB QUATTRO
2010/07/04(日)  名古屋 CLUB QUATTRO
2010/07/07(水)  札幌 BESSIE HALL
2010/07/10(土)  赤坂 BLITZ

FUJI ROCK FESTIVAL '10出演決定

2010/07/30(金)  新潟県湯沢町苗場スキー場



 

http://ototoy.jp/feature/index.php/20100603

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